「年のせいかな?」と思うとき
努力の積み重ねをしてこなかった理由を自分以外に求めたいとき。
ソフトウェアエンジニアの仕事をしている。
最近はフリーランスで入れる案件を探している。
およそ4年前にも同じような立場で仕事を探していたことがある。
当時と比べるとなんだか仕事が見つかりにくい。
ふと「年のせいかな?」って思った。
当時は20代の後半、今は30代の前半。案件に入ると以前に比べると「年上の部下」みたいな状態になる可能性が非常に高くなった。
それをもって「年のせいかな?」と思ったわけだけど、同時にその間の仕事の積み重ねをしていればその実績を使って以前よりも見つけやすい状態になっていることもできたはず。
そして積み重ねていない自覚がある。
他の仕事に比べるとソフトウェアエンジニアって自分の成果を見える形にしやすい。
そのことは何年も前にわかっていたのに積んでこなかった。
それを自分の責任にするのを避けたい気持ちで年のせいにしたのかもしれない。
実際には案件は見つかったり見つからなかったり運次第なところもあるからなんとも言えないけども。
体力がなくなった、かどうかはわからないけども学生時代に比べると太った。
走れる距離や速さも落ちている気がする。
日々の暮らしの中で運動することが減っている。
ここ数年、トレーニングをしてはいるけれどもしているつもりで全然していない。
気持ちは週に2, 3回走ろうとしているけど、実際には二週間に1, 2回ってところ。
「ここ数年」の最初の頃はもうちょっと頻度が多かった。
そんな数年前と比べて体力が落ちて「年のせいかな?」って。
ただの運動不足、練習不足です。
頭が悪くなった。
考える力が必要なことをしてみると、昔と比べて全く思考が続かないし、新しいことの理解も遅くなった。
高校生の頃はなんだか難しい論理パズルみたいなものを三日間考え続ける、みたいなことができた。
最近は、数時間も考えたら答えを知ろうとしている。
その手の考える覚悟がないときはもっと早い。
考えること自体をしなくなった気がする。
頭に負荷のかかることをしなくなった。
昔と比べると体や頭の機能が落ちるのは本当に年のせいってこともあるだろうけど、「年のせいかな?」って自分では変えられないことに原因を求めるのは悪手だろうと思う。
過去にできていたことができなくなっているなら、過去にやっていたことをしなくなっただけだったり、すべきことをしなかった結果なのだから、今からでもまた始めるしかない。